山姥切国広展に行ってきました!
足利、とってもたのしかったです!
平日休みにひとりで行ってきたのですが、足利のひとも、足利に集っていた審神者さんもすごく優しかったです。
月中の水曜日に、弾丸で行ってきました。
ルートは浅草からのりょうもう号。
平日だし天気崩れそうだし遅い時間でも大丈夫じゃね?という自分と、んなわけねーだろ審神者なめんな!という自分が戦って、後者が勝ちました。
— 💮にわ💮 (@niwa_plus) 2017年3月14日
浅草に7時前に着いた時点では、小雨がパラついてました。
こっから見るスカイツリー、むっちゃでかい!
そして、誰もいない浅草寺付近…w
と、思ったら、観光の女の子ふたりが元気に写真撮ってました。
朝早いと浅草寺ひといなくて良いねー。
浅草寺前のセブンで足利マップを印刷。
ネットプリント、便利ですよね。
そして、浅草駅へ。
事前に調べたら、予約もできたみたいなんですが、三連休前の平日だしそんな混まないでしょう! と思って予約なしで行きました。
思った通り、特に問題なく特急券ゲット。
改札近くにあったタリーズで朝ごはん。
このあたりで、それっぽい女の子数人見かけたので、ちょっとわくわくしました。
時間になったので乗車。
全席指定なので、発車してしばらくは旅行気分でわくわくしつつ、ついったをチェックしたりマップを眺めたりしていたのですが、徐々に運転スピードが落ちていき…。
なんと、電車が止まってしまいました…!
まじかよ!
しかも運転再開は1時間後…!!!
うっかり忘れてたんですけど、この日は平日、水曜日。
まわりのスーツを着たおじさま方が一斉に席を立ち、デッキへ移動。仕事の電話をかけまくり。お医者さんとかもいらっしゃったみたいで、「診察間に合わないかも…」なんて漏れ聞こえてきていました…。
ただ、皆さん、声があまり深刻ではなさそうだったので、きっとこういう時の対策は取られているのだろうと想像したり。わからないですけどね…。
そして、じわじわと暑くなる車内…。
特急だから途中下車とかできないみたいで、本当に缶詰。空気と熱気がこもってきて、本当に窓とか開けたかった…!
そんなわけで、気を紛らわすために、足利マップにチェックをいれてみたり。
すごい阿呆なんですけど、この時点で初めて、水曜定休のお店が多いことに気が付いて愕然としました。
行きたかったところ、ほとんどお休みでは…!?
まって。 pic.twitter.com/vbKVntBk07
— 💮にわ💮 (@niwa_plus) 2017年3月14日
良かったあ、知らないで突撃してシャッター閉まってたら泣いてしまうところだった…!
着々とマップに書き込みしていたら、予定よりだいぶ早く運転再開し。
着いたぜ、足利!!!
たぶん10時はだいぶまわってたかな、と思います。あんまり時間覚えてない…w
本来だったら、1時間30分くらいで着くらしいですよ。
もうこの時点で、審神者さんのお姿がちらほら。
平日だからあんまりひといないかも? と思ってたんですけど、結構いた! 学生さんかなあ。みんなに着いていく感じで、渡良瀬川を渡り。
ふおおおお。
着いたどー!!!
ちょっと、テンション上がってここから写真撮ってなかったり、撮ってても審神者さんガチ写りだったりなので、あえて載せませんが、ついったで見てた初日よりは全然少ないものの、やっぱり並びました! テント下で、20~30人くらいだったかな。外で並んでいた時間はほとんどなかったです。たぶん15~20分くらい。
わたしのちょっと前に、年配の男性が並ばれていて、行列にびっくりされてました。「すごいねえ」って仰っていて、列整理してた方も「そうですよね、こんなにいらっしゃるなんて思っていなくて…!」なんてお話されていました。そうですよね…。
列としては、外で並んで、館内でも並ぶんですけど、中に入ってすぐに、「展示室ちょっと暑いので、荷物とコートを預かります」って案内していただけて、助かりました。
りょうもう号で缶詰だったので、若干のぼせてたくらいだったんですよね…!
受け付けてくれた方も楽しそうに、「カメラ、忘れないでくださいね!」って教えてくださって有り難かったです。
このあたりでもう、美術館の方のわくわく感というか…歓迎ムードが伝わってきて、「足利すき!」て思ってましたね…(はやい)。
そうそう、建物の中に入ってしばらく並んでたら、スーツの男性が「こんにちはー!」て入ってこられて、あれどこかで…!? と思っていたら、足利市長さんでした…。
ついったとかインスタでむっちゃお顔拝見してたから覚えてたんですけど、さっきの男性も、「あ、今の市長さんだよ!」と反応されていました…ですよね…市長さんですよね…。大変さらっと登場して去って行かれましたけど、市長さんですよね…。
(って打ちながら、もしかして? と思って公式ついったやインスタを拝見したら、ばっちり写真付きでアップされていました…さすがです…)
そんな市長さんの背中に、「今回は本当に、いろいろありがとうございました…!」 と感謝の念を飛ばしながら、入館料を払い、パンフレット(豪華!)をいただいて、さらに次の列へ。
途中は、刀工堀川国広の来歴や、足利と国広の関係、山姥切国広が作刀された経緯が解説してある展示がされていて、退屈なんかする暇もなく、あっという間に展示室中央へ。
最初にお目見えするのが、脇指・布袋国広でした。
とにかく、薄い! そして光ってる!
人差し指と親指でつまんで曲げたら折れてしまうんじゃないかっていうくらいの薄さ。前に、東京国立博物館で厚藤四郎を見たことがあるんですけど、厚くんがものすごく分厚かったのに対して、この布袋くんは、フィルム一枚では!? みたいな薄さ。
そんな薄さのものがキラキラとまばゆく光っているのですよ…。
刀文もゆったりしていて、「夢香梅里多」と「(禅宗と深くかかわる)布袋和尚」の彫りもすごく綺麗。スクワットもはかどります…。
(スクワットっていうのは、光の加減や角度で刃文の見え方が違うので、その場でしゃがんだり背伸びしたりするのです…あやしくないよ…)
個人的に印象に残ったのが、「国広の肘にイボがあったことから、自身になぞらえて布袋にそれを彫ったのである」って解説。なにそれ、堀川国広、おちゃめ過ぎない?
あと、すごく小振りに見えたので、てっきり短刀だと思っていたんですが、あとからパンフレット見直したら「脇指」って書いてあってびっくりした…うそやん…。
名残惜しくも、列は進み。
室内の壁に沿って、時代背景や、鎧などを拝見しつつ。
ついに、山姥切国広へ…!!!!!
感想としては、綺麗、とかはもうたくさん言われてるんですけど! 綺麗でした!(やっぱり!)
特に印象的だったのは、刃文です。
本当に、沸が~とか互の目が~とか、大鋩(おおきっさき)が~とか言えれば良いのでしょうが、刀に詳しくない、素人視点から申し上げるとすると、静謐、という言葉が似合う刀でした。
浮かび上がる刃文はおだやかに流れていて、鋩は鋭く輝いていて、いつまでも眺めていられる刀でした。
他の方の感想を見てみると、激しい印象を受けたり、脳筋だ! みたいなコメントもあったりするので、人それぞれ見え方が違うのだと思います。わたしは割と寡黙な印象を受けたなあ…。黙って切る、みたいな。
列から離れていればスケッチすることも可能らしく、並んでいる後ろの方からすごく熱心にノートに向かっている方がいらっしゃって、ああ昔のひともこうやって記録していたんだなあと思ったりしました。
そのあとは、今度こそ正真正銘の短刀の国広!
こちらは銘の解説がありました、が、…実は、刀自体の印象が薄くて…。前の二振りが個性強すぎるんだよね! ごめんね! みたいな気分に…。
次回があれば、ちゃんと覚えておきたいです…次、あると良いなあ…。
そして、展示を見て、ルートを辿り。
じゃじゃーん!!!
来ました、撮影スポット!!!
といちせんせい描き下ろしのまんばちゃんもばっちり写真撮りましたよー!
わたしの前のひとが、恥ずかしそうに美術館の方にツーショットをお願いしていて、美術館の方も慣れた様子で「いいですよ!」とにこにこ笑顔でスマホ受け取っていて、大変ほっこりしました。なんという幸せ空間…。
この日は平日で天気も曇りだったので、ひとは少なく、あっさり写真も撮れたんですけど、床には列整理のためのテープが貼ってあり、「混んでる時はきっとここに30人くらい並ぶのね…」などと想像していました。
それから、渡されていたアンケートや来館者が自由に書けるノートに感想や感謝の気持ちをみっちり! 記入。こういうの大事だもんね。
熱いコメントやイラスト、「鹿児島から来ました!」とか「台湾から!」とか書いてあるのを拝見して、もうなにがなんだかわからないくらい目頭が熱くなりました…。あのね…最近本当に涙腺ゆるくて…。
最後に、上の階の書道の展示も拝見しました。
ちなみに、ここでの受付の方も本当に優しくて、記帳していたら、「あらー、遠いところからよく来てくれたわねー!」と言ってくださって、じーんとしました…。そしてクイズは全くわからなかったので、素直に退散しました…。
いやあ! まんばちゃんのおうち、優しいひとばっかりだったね!
満ち足りた気持ちで外に出て来たら、ひとはもうすっかりいなくなっていました。
ちょうどお昼だったからね。
小耳にはさんだところ、午後からまた行列になるそうです…。
本当に雨降ってなくて良かったよ…。
さて! おなかぺっこぺこ!!!
なので、行くところはもう決めてました!
麺や松さんの、みそ山姥切チャーシューメン!!!!!
実は、コラボ店の情報が出たときに、その名称に心ひかれていたのですが、前情報で大変おなかいっぱいになるというのを見ていたので、当日になるまでは迷っていたのです。
ただねえ、美術館から出たら、もう心は決まってしまったのですよね…あまりにもお腹減りすぎてて…今なら余裕で食べられる…! と。
コラボ店のマップからすると、美術館を背にしてずっと右端になるのですが、途中の道でも審神者さんの姿がちらほらしていて、楽しくお散歩しながら店まで向かいました。
パッと見は、町のラーメン屋さんです。赤い屋根? が目印。
JR足利駅の目の前でした。
カウンター席に落ち着いて、注文。
しかし、「みそやまんばぎりちゃーしゅーめん、お願いします」っていうの、めっちゃ照れるね…。でも隣のお姉さんもお兄さんも、みそ山姥切チャーシューメン食べてたからね。こわくないよ!
そして。
ばーん!!!
結論から申し上げますと、大変美味しかったです!
チャーシューが肉厚で、ほろほろで、麺もしっかりしていて食べごたえがあって、ぺろっと食べられました。店内には掲載された雑誌の記事とかも貼られていて、ああ元から評判のお店だったのかなって知りました。…いやあ、美味しかった。また食べたい…。
気になったのが、隣りに座っていたお兄さん、食べる前に写真も撮って、領収書を切っていたんですよね…取材かな? などと思ったり。
あと、お隣のお姉さんがやっぱり審神者さんで、話しかけてくださってうれしかったあ…!
「(スタンプラリー)織姫神社も大変だけど、それより長林寺が思ったより遠いですよ!」とか教えてもらったので、お返しに「美術館、今ならガラガラですよ!」と情報をお流ししました…ふふふ。
満腹になったところで、スタンプラリーへ!
最初は、弾丸だし、次の日は仕事だし、「最低限、美術館とお土産だけでいいかー」等とぬるいことを思っていたのですが、いざ美術館前でスタンプラリーの冊子をもらってしまうと、やる気がめらめらと…。
せっかくお姉さんにも情報教えてもらったしな! と思い、近くの太平記館でお土産を眺めてから、まずは、史跡足利学校へ!
近くの歩道橋の上から見たら、なんかここだけ時代が止まったみたいだった…。
入口付近で入学証にスタンプ押してたら、またもや審神者さんに声をかけていただきました!
「中の建物、すっごく雰囲気良いけど板張りだから寒いですよー!」とのこと。
ありがたや…なんかもう…審神者さんやさしすぎない?
今回は、時間がなくて、スタンプと外側をぐるっとまわって写真撮ることだけで終わってしまいましたが、次回はアドバイスを参考に、分厚い靴下を履いてきます…。
内番姿のまんばちゃんを撮影。
なんか色合いといい、ジャージといい、学生みたいですね貴方…。
次は、本当に近かった!
鑁阿寺(ばんなじ)!
最初なんて読むのかわからないですよね…ばんなじ…。
でも今、変換したら一発で出たんですよ鑁阿寺…すごくない?
水が流れる橋をひょいっと渡ると、広い境内。
ご挨拶をして、スタンプを押しました。ここでも審神者さん少しだけ並んでました。
ここまでは割とのんびりしていたんですけど、ふと時計を見て、このままでは帰りの電車までギリギリだと思ったので、一番遠いらしい長林寺を先に攻めてみようと思い立ちました。
もうね、先に行って良かった! 迷いました!
わたしさー本当に地図が読めないんですよ…。どうやらちょっと曲がる角を通り過ぎてしまったみたいでな…大変に焦りました…。でも迷ったって言っても10分くらいなので、まあ許容範囲。
助かったのが、他の審神者さんの姿が見えたことでした…w
こんなところに女の子がたくさんいる! じゃあこっちで良いんだ! みたいなw
この日は住職さんが外出の日だったらしく(事前についったでアナウンスがあったので知ってはいた)、静かな山のお寺で、まんばちゃんが凛々しい戦闘時のお姿で待っていてくれました。
最後は、難関、足利織姫神社…!
何が難関って、階段です…。229段あるんですって…。
大人になってから、久しぶりに、息が切れて膝に手をつくって体験をしましたよ…。わたし体力ないからさ…。
しかも、織姫神社は16時までだったので、必死になって登って、15時45分くらいに境内に辿りつきました。
でも、登った甲斐がありました!
景色が本当に広い!
高い建物がないから、すごく遠いところまで見渡せる…!
あんまり気持ちよかったので、パノラマ撮影もしました。
今回お伺いした時は本殿がお色直し中ということだったので、また工事が終わったらちゃんと来たいですね。 夜景も綺麗なんだろうなー。ちなみに縁結びで有名らしく、恋人の聖地らしいですよ! なんでひとりできちゃったんだろうな!!!(ヤケ)
割と時間みっちりでしたが、無事スタンプもコンプリートできたので、太平記館に戻って景品のポストカードをいただきました。やったぜ!
そのあとは、のんびり、駅まで。
……と思ったのですが、途中、どうにも足がプルプルするのでw
こちらで、コーヒーをいただきました。
(こちらの建物の奥で購入し、この足利まちなか遊学館さんのフリースペースで飲食できました)
珈の菓 まちなか店さんの布袋国広ブレンド!
美味しかったなー。疲れてたから、余計に染みました…。
パフェも美味しそうだったけど、甘いのよりはコーヒー飲みたかったんだよね…。
このカップに貼られていたシールも本当にかっこよくてさー。
このまま捨ててしまうのはどうにももったいなくて、こっそり剥がして持って帰ってきて、ほぼ日手帳に貼りました 。
足も復活したので、最後にもう一度美術館へ。
なんと! まだ見られる時間だったので、電車の時間と国広を天秤にかけ、国広を取りました!w
閉館間近だったので、展示室内まではするっと。
展示室では少し並びましたが、無事、国広の刀たちを見ることが出来ました。良かった、寄ってみて。
渡良瀬川では、綺麗な夕日も見られました。
切符を買っていた電車は当然、行ってしまっていたので、改めて特急券だけ買い直して、足利を後にしました。
帰りの電車は爆睡だよね!w
今回の遠征結果はこちら!
特筆すべきは、香雲堂本店さんの古印最中です!
(写真右側の大きい薄紫のパッケージね!)
個人的に最中あんまり得意じゃないんですけど、こちらは美味しかった!
あんこみっちりで、皮もしっかりしていて食べててぼろぼろにならず、甘ったるくない。なんでわたし一箱しか買ってこなかったんだろうな…!
あと、丸川屋さんのゆずわいんもさっぱりしていて美味しかったー! あんまり強くはないから、本当に女の子にはぴったりだと思うよー。
次は、舟定屋本店さんの元祖芋ようかんを購入したいものです…。(水曜日お休みだった…太平記館さんでも売り切れ表示だったよ…)
足利で出会った、ひとも場所も食べ物も、すごく優しかったし、綺麗だったし、美味しかったし、楽しかったし、都内からだと1時間半位で気軽に遊びにいけると学んだので、またぜひ行きたいです。
本当に、足利、良いところだったよ!
きっかけは山姥切だったけど、足利のファンにもなりましたー!